モンテッソーリ教育の本、11冊読みました。
それぞれどんな方に向いている本なのか、1冊ずつ紹介していきます。
1. 初心者ママにおすすめの2冊!
モンテッソーリ教育についての本を初めて読む、子育ての参考にしたい、という方はこの2冊がおすすめ。
「モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方」
どちらの本も、
・わかりやすく、
・事例をしぼり込んで、
・ていねいに説明してくれている本です。
まさに初心者向けという感じ。
わたしもこの1冊からスタートしました。
※詳しくは、先日の記事をどうぞ。
→0歳児の子育てと、「モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方」
初心者向けの1冊。
というよくばりな方には、こちらをおすすめ。
きっと満足できます。
2. モンテッソーリ流の部屋のレイアウトならこの2冊!
< div>「モンテッソーリの考えを取り入れたお部屋にしたい!」と考えている方におすすめです。
モンテッソーリ子育て ~はじまりはお家から~ 0~6歳の子育てで気づきたい100のコト
おうちでできるモンテッソーリの子育て 0~6歳の「伸びる! 」環境づくり (クーヨンの本)
この2冊がありますが、特にオススメなのは「モンテッソーリ子育て ~はじまりはお家から~ 0~6歳の子育てで気づきたい100のコト」。
しかし、おしゃれなだけでなく、実用的なのが魅力。
・モンテッソーリ教育を実践している家庭をのぞいてみたい人(4〜6歳)
・雑誌のような読みものを楽しみたい人
雑誌の連載をまとめた一冊で、
実際にモンテッソーリ教育を実践している家庭について、
何ページにもわたって、写真と一緒に詳しくレポートされています。
また、モンテッソーリ教育に関連するコラムも充実しています。
3. 具体例をたくさん知りたい人への1冊!
この本をおすすめしたいのは、以下のような方々。
・おもちゃ(教具)や遊びかたの例をたくさん知りたい人
・具体的に何をすればいいのか知りたい人
・国内のモンテッソーリ園に興味がある人
サブタイトルは「0歳から6歳までの教育メソッド」。
その名の通り、「どのようにモンテッソーリ教育を行うか」、事例がたくさん詰まっています。
まず、モンテッソーリ教育の幼稚園である「新浦安モンテッソーリ子どもの家」を中心に、
園での1日の過ごし方が紹介されています。
そして、年齢別の遊び方や教育方法について、山ほど事例が挙げられており、
0歳〜6歳のあいだに、
・どんなおもちゃ(教具)が必要なのか
この本が一冊あれば、我が家も0歳〜6歳まで、手作りおもちゃで乗り切れる気がします。
そのおもちゃや遊び方も、
単純に年齢別というだけではなく、
「さわる・つかむ」「数字・文字」「文化・地理」など、
それぞれの目的に対して、どのようなおもちゃを使うべきかが書かれているので、非常に助かります。
その他にも、国内各地のモンテッソーリ園の一覧や、
注目する園についても取り上げられているので、
保育園や幼稚園を検討している方にもおすすめです。
4.モンテッソーリ教育の効果を知りたい方への1冊!
この本をおすすめしたいのは、
「モンテッソーリ教育の効果を知りたい方」に尽きます!
この「増補新版 モンテッソーリ教育を受けた子どもたち: 幼児の経験と脳」は、
これまで紹介した2冊とは異なり、教育方法のノウハウではなく、
「モンテッソーリ教育を受けた子供たちが、どのような大人になっているか」
を、ひたすら記録してある本です。
1000人のデータから検証をして報告をしていますが、
具体的な一人一人に注目して、大学生や社会人としてどう過ごしているか、
どのような影響があったのか、ということについて、とても読みやすく語られています。
「実際に、どういう子に育つのよ?」
「小さい頃にモンテッソーリ教育を導入しても、
小学校から普通の環境に入ったら、結局意味がないのでは?」
など、実際の効果について気になる方に、ぴったりの一冊です。
5.日本のモンテッソーリ第一人者による2冊。
・子供への接し方に悩んでいる人
・「こういう場合、どういう対応をすればいいのか」の事例をより多く知りたい人
この本の中では、
お母さんや保育士さんが、実際に直面した体験談が、なんと44も挙げられています。
子どもの発言や行動で、
「これってどういうことなんだろう…理解できない…」
「どういう対応をすればいいんだろう…」
と悩んでしまうシーンが、
とても細かく書かれているので、実際の子育てに役立つ本として、読んでおいてよかったです。
モンテッソーリ教育では、
「子供は自分で行動する。大人は見守るだけ」
「大人は必要な分だけ助ける」
とされていますが、
実際に「見守るだけ」「必要な分だけ助ける」というのは、非常に難しいと思います。
その難しい毎日に対して、やさしく答えてくれる、処方箋のような一冊です。
また、最後には、実際にモンテッソーリ教育に触れた子供たちのその後についても紹介されています。
この本をおすすめしたいのは、以下のような方々。
・モンテッソーリ教育の概要をしっかり理解したい人
・モンテッソーリ教育と脳の関係が知りたい人
・本を読むのが好きな人
前に挙げた7冊に比べて、正直あまり「読みやすい」とは言えない一冊。
おそらく、現在のようにモンテッソーリ教育の本がたくさん出る前に、
概要をしっかり説明するために出版された本だと思います。(2007年出版です)
そのため、モンテッソーリ教育について、
「何それ?効果あるの?」と疑問を持っている人や、
「じゃあこういう場合はどうしたらいいの?」と悩んでいる人に向けて、
最近の本よりも、言葉やデータをたくさん使いながら、しっかりと説明されています。
個人的に面白かったのは、モンテッソーリ教育について、
脳の仕組みをもとに、その効果が説明されていたこと!
ちゃんと、脳の仕組みの図と一緒に説明されていて、とても興味深い内容でした。
その他にも、手作りおもちゃ(教具)の説明なども書かれていて、
文庫本とは思えぬ内容の充実っぷりでした。
まとめ。ぜひ目的に応じた一冊を!
以上、おすすめのモンテッソーリ本を8冊ご紹介しました!
たくさん読んでしまいましたが、
どれも内容が異なる本だったので、全部読んでよかったなぁと思っています。
とはいえ、どの本も結構ぎっしり内容が詰まっているので、
すべて読むのは、なかなか時間がかかります。
ぜひ、自分の目的に合ったものを選んで、読んでみてくださいね。
この8冊に出てこなかった本もありますよ※
→http://emikok.com/archives/11511678.html