アトピー治療薬の「デュピクセント」の体験記を書こうと思います。
突然ですが、アトピー治療薬「デュピクセント」の体験記を書こうと思います。
デュピクセントとは、2018年から保険適用となった新薬で、
私は2020年~2021年のあいだ、1年半ほど使用していました。
2021年10月に妊娠して中断してから1年ほど経過して、いまに至ります。
(一度流産してまた妊娠したのですが、デュピクセントは2021年10月から中断したままです)
最近、デュピクセントを使用していたことをちらほら話すと、
周りから「効果はどうだった?」「いつまで打ちつづけるの?」など、
相談されることが増えてきました。
そこで、せっかくなので、ブログで体験記を書いてみようと思いました。
あくまでも、私個人の効果や感想なので、一つの参考として読んでいただけると嬉しいです。
ちなみに、先に結論をお伝えしておくと、
私の場合はデュピクセントでものすごく改善しまして、
中断してから1年経っても大きなぶり返しは見られないです。
正直、30年ほどアトピーに悩まされ、苦しんで生きてきたので、拍子抜けしています。
またいつぶり返してしまうのかという不安はありますが、現在は快適な生活を送っています。
私の治療歴
2020年夏ごろ デュピクセントの存在を知り、治療に対応している皮膚科を探して初診。
全身がアトピーで、強いステロイドを使用していたため、
デュピクセントを希望していることを伝えると、即OKが出た。
2020年秋ごろ 二度目の受診で、丁寧な説明を受けて、注射を打つ練習。
三度目の受診で、実際に診察中に自己注射×2回を行う。
四度目の受診で、診察中に自己注射×1回を行う。その後は自宅での注射を行うため、2回分の注射を処方される。
※この四度目の受診時点でかなり改善。
これまでは、いくら保湿してもガサガサしていた肌が、もちもちしている感覚。
ステロイドをほとんど塗らなくなる。全身のヒルドイドは必須。
2020年冬~ 五度目くらいの受診で、一度に6本ずつ処方してもらえるようになる。
(健康保険の高額療養費の対象となるので、2-3か月に一度、保険で上限までの支払い)
その後、自宅での2週間に一度の自己注射をつづける。
※ステロイドをほぼ塗らなくて済む生活がつづく。
全身ヒルドイドは必須。
ただ、お風呂上りに即塗らなくても全身ボロボロになったりしないし、洋服やシーツに血がつくこともない。
子供と一緒にお風呂から出たとき、先に子供の着替えを済ませてから、自分の保湿→着替えができるように。
(それまでは、子どもの着替えを済まている間に、もう全身が乾燥しはじめていた)
2021年10月 妊娠に伴い、デュピクセントを中断。
2022年11月 現在も中断中。大きく症状がぶり返すことはない。
※全身のヒルドイドは必須。
季節の変わり目や体調がよくないときは、顔・頭皮・首にかゆみや赤みが出ることがあるので、弱めのステロイドを塗っている。
身体も、膝の裏や背中など、たまにかゆみや赤みが出るので、弱めのステロイドを処方されている。
ただし、基本的な肌のもちもち感は変わらず、お風呂上りの余裕っぷりも変わらず。
とても快適な毎日。
以上が、ざっくりとした私の治療歴です。
今日はここまでで、今後は、各段階の経緯や、具体的な症状について、体験記をつづっていきたいと思います。
アトピーの治療は、本当に怪しいものや、期待を抱かせるものが多く、この30年ほどとても苦労してきました。
デュピクセントの開始時も、自分に「期待しすぎないようにしよう」と日々言い聞かせつづけながらも、
信頼できる保険適応の診療ということで、試してみようと決断しました。
同じように悩んでいる方の参考になれば、とてもうれしいです。