ベストセラー「きんぎょがにげた」。

今回は、ベストセラーの絵本をとりあげたいと思います。
五味太郎さんの「きんぎょがにげた」。



きんぎょが金魚鉢から逃げて、
部屋のいろんなところに逃げてしまう。
きんぎょはどこだ?
ページをめくるたびに、きんぎょを探す。
同じ色のカーテンに隠れたり、
テレビの中に隠れたり、
お花の先っぽに隠れたり。

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そして最後に、きんぎょは何故逃げたのかが、ちゃんとわかる。
そんな、きんぎょを探す楽しさと、
五味太郎さんの独特の色合いと模様が、
心をわくわくどきどきさせてくれる絵本です。


息子が「絵本を読みたい」と伝えられるようになった日。


あれは息子が10-11ヶ月頃のとき。
この「きんぎょがにげた」を一生懸命片手でつかんで、
わたしの目の前に、
ぐいっと差し出しました。

これが、まだ話せない息子が、
明確に「こうしてほしい」と意思表示をしたはじめてのことでした。

それまで、
嫌なことがあれば泣く、
嬉しいことがあれば笑う、
ということはたくさんありましたが、
「ミルクをほしい」とか、
「ごはんが食べたい」とか、
そういう意志を伝える方法を、彼はもっていなかったのです。

でも、絵本を目の前に突き出したら、
「読んでほしい」と伝えることができる。
彼はこの日、そのことに気がついたのでした。

その日から、怒涛の「きんぎょはにげた」リクエストがはじまりました。
毎日持ってくるので、毎日読む。
一度読み終わると、またつかんで差し出す。
もう一度読み終わると、またつかんで差し出す。

他の絵本もたくさん持ってくるようになり、
彼が持ってきた絵本をひたすら読み聞かせることで、
急に、息子から信頼されている、と感じるようになりました。
明確な欲求を伝えて、それを満たす。
コミュニケーションの大切さを、ひしひしと実感しました。

笑う=好き、無表情=興味なし、とは限らない。


息子がこの「きんぎょがにげた」を自ら持ってくるようになるまで、
わたしは、ほとんどこの絵本を読み聞かせたことはありませんでした。

そもそもまだ0歳だったので、
この「きんぎょがにげた」は早いと思っていましたし、
数回読んでも、特に反応はなかったのです。

そのため、読み聞かせてよく笑う絵本を読ませるようにしていました。

しかし、いざ自分で絵本を持ってこられるようになると、
彼が持ってくるのはこの「きんぎょがにげた」。
ゆっくりページをひらいて読み聞かせると、
彼は真顔で、にこりともせず、
じーっとページを見つめつづけるんです。

ああ、笑わなくても、じっと見ていたのか。
特に反応がないから興味がないのではなく、
真剣に、彼なりに興味を持って、見ていたのかもしれない。
自分が読みたい絵本=たくさん笑える楽しい絵本、とは限らないんだなぁと。
そんなことを教えられた、一冊でもあります。

でも、まだきんぎょを探している様子はありません。
五味太郎さんの絵が好きなようです。
いったいどんなところが好きなのか、
言葉で教えてくれるようになるのが、
とても楽しみです。


「きんぎょがにげた」のTシャツまで買ってしまった我が家


完全に余談ですが、
息子があまりに「きんぎょがにげた」を読みたがるので、
夫が、「きんぎょがにげた」のTシャツを家族お揃いで買ってきました。 


Tシャツブランドのgraniphで、
絵本シリーズのTシャツやパーカーを出しているのですが、
きんぎょがにげたはいろんなパターンがあってかわいいです。

子供用のTシャツはこちら。


ワンピース。かわいいです。
女の子だったらほしかった!!


はらぺこあおむしもあります。



と、いうわけで。
話が逸れてしまいましたが、
絵本「きんぎょがにげた」の感想日記でした。

五味太郎さんの絵本は、いくつも好きなものがあるので、
また取り上げたいと思います。