坪田信貴さんの「才能の正体」、面白かった!


今月発売の、ビリギャル作者・坪田信貴先生の本を読みました。


いやー、面白かったです。
ビジネス書や育児書は、結構疑って読んでしまうんですが…。
さすが、たくさんの子供たちや親、企業を見てきている先生だなと思いました。


この本で何度も書かれている核心。



この本には、芯となる主張があります。

それは、
「才能というものは誰にでもあって、
それは正しい努力次第で手に入るもの」
というもの。

さらに、もうひとつの核心。
「自分に合っていない、
ふさわしくない場所でいくら頑張っても、
物事は身に付かない」
ということ。

この2つの主張にもとづいて、
これってどういうこと?
具体的にどうすればいいの?
という問いへの答えが、300ページに渡って語られています。


自分に合った「認知→情動→欲求」の3段階を。


誰でも自分の能力を伸ばすためには、
自分に合った形で「認知→情動→欲求の3段階」を踏むことが必要だそうです。

この3つの中で、
わたしがいちばん興味を持った、
「認知」について説明します!

「認知」とは、
「自分は何がどれだけ出来て、
何がどれだけ出来ないのか」
をしっかり把握すること。
これがいちばん初めに重要ですよ、
という話です。

当然といえば当然なんですけど、
ついつい忘れがちなところだと思います。

確かに、
自分の現在地がちゃんとわかっていなければ、
次に進む計画も立てられなければ、
せっかく成長しても、自分で成長したことに気がつくことすら出来ません。

テストで数学の点数が落ちてしまったときも、
実は図形の部分だけ見ると点数アップしているかもしれない。

点数には表れていないけれど、
あと一歩で正解するところまで進歩しているかもしれない。

そのくらい細かく、自分のことを「認知」しましょう、という話です。


「やれば出来る」に変わる言葉とは。


「やれば出来る!」

スポーツでも勉強でもよく聞くこの言葉。
筆者は、絶対に使わないそうです。
「やれば出来る」は、まやかしの言葉だと。

なぜなら、
「やれば出来る」と言った人も、
少しやってみて出来そうにないと、
やるのをやめてしまうことが多い。
その結果「やらないから出来ない」ことになる。

つまり、「やれば出来る」はずが、
「出来そうならやる」
「出来そうにないからやらない」
という意味になってしまう。

これでは意味がありません。

実は、筆者がよく使う、
「やれば出来る」に替わる、
「やれば○○○」という言葉があります。

この○○○に入る言葉は…
ここで書いてしまうのは反則だと思うので、
ぜひ書籍を読んで確かめてくださいませ。




「時間がないから」「部活が忙しいから」…
人のせいにしてしまうことのデメリットとは?


勉強でもなんでも、
「時間がないから」「忙しいから」と、
努力をやめてしまうことがある。

けして「自分ができないから」ではなく、
時間や親や友人など「自分以外」のせいにしてしまう。

筆者は、
「自分以外のせいにした瞬間に、
才能の芽は枯れていってしまう」といいます。

それは、人のせいで出来ない=自分がどう努力しても伸びない、という意味になるから。

この章を読んでいて、
ああ、「自分のせい」イコール「自分で変えられる」という意味なんだな、と思いました。
「自分のせい」という考えには、
自分を追い込んだり責めたりするイメージがありますが、
現実を正しく理解して、能力を伸ばしていくための土台にもなりうるのです。



「親が子供に本能的にかけてしまう呪い」とは?


実際に、どうしたら才能を磨くことができるようになるのか?
本書では、具体的な方法についてもたくさん書かれています。

その内容は、
学校や職場における具体的なスキルや
親の子供に対する接し方や行動まで、
多岐にわたります。

その中でも、
乳幼児〜子供の教育に関する内容が、非常に興味深い。

・親が子供に対して発してしまう「禁止令」
・親が子供に本能的にかけてしまう「呪い」
・それらがどれだけ子供に影響を与えるか


などなど。

実際に、坪田さんが、
多くの子供たちだけでなく、
多くの「親と子供」に出会ってきて、
わかった事実が述べられています。

どうしたら子供の歩みを止めてしまうのか。どうしたら子供の成長をもっと進めてあげられるのか。
少しでも迷っている人は、
本書の第2章が特におすすめです!!


まだまだ面白い内容が続きます!


ここまで、読んでいて興味深かった、
自分の子育てや、仕事のスキルアップの参考になった内容を一部紹介しました。

しかし!
ここで紹介したのは、すべて、
前半の100ページまでに書かれている内容のみ。
本書は全部で300ページあるので、
あと200ページ、もっと具体的な「能力の伸ばし方」が書かれています。

最後まで読んでみて感じたのは、
筆者の坪田さんが、本気で、
「誰にでも才能はあるんだよ」
「あなたやあなたの子供に合うやり方で伸ばせばいいんだよ」
と思っているんだろうなぁ、ということ。


多くのビジネス書や育児書は、
ちょっとえらそうだったり、
親に厳しかったりするイメージがあります。

でも、この本は、
「まず自分の能力をちゃんと知って、それを伸ばしていこうよ」
と、寄り添ってくれるような本です。

たまに厳しいことも書かれていますが、
突き放すような言葉ではなく、
やはり「自分を信じて伸ばしていこう」という気持ちに基づいているのが伝わってきます。

「どうせ自分に才能なんてない」
「うちの子供に才能なんてあるのかしら…」と思っている人。

あるいは、
「自分はもっとできるはずなのに」
「うちの子は天才なんじゃないかしら」
と思っている人。

坪田信貴さんの「才能の正体」、おすすめです。